なんかの幼虫がやってきた

ある日植物たちに水を遣りながらシマトネリコを見ると、虫に食べられて葉がだいぶなくなっていた。ほぼ毎日見ていたのに、今まで気づかなかった。私は、幼虫が苦手である。昔は図鑑の写真も触ることができなかった。「これはいるな」と思って、葉をあちこち見てみると、いた。緑色の4cmぐらいのやつが、枝に絡みついて、もにょーっと動いていた。家の中に割り箸を取りに戻ったら、(直接触るなんてできないから)いなくなっている。随分探したら、擬態をしている「奴」を見つけた。体をまっすぐに硬くして枝に張り付いている。つついてみると硬くなっているのがわかった。体長も1cmくらい縮んでいる。これはすごい。

割り箸でつまんで、白いコンビニのビニール袋に入れると置かれた姿勢のままじっとしている。でも私がそこからちょっと離れると、コンビニの袋の縁を動き回っていた。枝と思ったのね。そして多分私の動きは、光の影の動きでわかったな。(臭いかも?)すごいなあ。幼虫!

この後蛹になったら、すべての細胞は初期化されて、産卵に特化した最終形態になるんだよね。すごすぎて、遠い目になってしまう。

ものすごい勢いで食べられてしまったシマトネリコの秋芽の方は、これからどうなるんだろうと思っていたら、これまたすごいことになった。

 

無傷であった他の枝の3倍の葉を出した。これは、傷ついた方の枝に多くの成長ホルモンが投入されたな。

件の幼虫の出所だが、本当に一匹しかいなくて、それも突然現れたので、数日前の台風で葉につかまって飛ばされてきたとよんでいる。(ただしこの推理はかなり怪しい。)

小さな庭の中で野生に出会った。

美 つなぐ 香椎宮

11月4日(日)から開催中の『美 つなぐ 香椎宮』のお知らせです。香椎宮のさまざまな場所で新進気鋭の作家さんたちが、自らの作品世界を作り上げるという稀有な美術展です。

中西秀明さんの作品

香椎宮に元々あったもののように風景に馴染んでいるけれど、「あれ?ちょっと待って・・・なんか違うみたい。」と引き寄せられていくと、作品であるという仕掛けになっています。木のように見えますが、一度熱で溶かした金属を作品にしたもの。左の小さな丸い板は真鍮を加工したものです。

こちらは、『風位 阿吽』中西さんの小さい頃の思い出がベースになっているそうです。右が中西秀明さん、左は友人のお茶の先生です。作品はシャープで無駄なものがそぎ落とされている感じ。中西さんの作品には、ぐっと重さを感じさせる曲線が多いと、私は思っていたのですが、これは少し違うぞ。中西さん曰く「若い頃に戻ったような作品になりました。」と。もしかしてこれは、年齢を重ねるとだんだん、若返って、本質がはっきり現れてくると言われることかしら?だとしたら、歳を重ねるって、面白いことがたくさんあるじゃないの!!

美術展は11月18日(日)まで開催されています。

作家の皆さんも香椎宮におられ、いろいろなお話を聞くことができます。香椎宮の境内や勅使館にも展示されており、勅使館は中に入ることのできるめったにない機会になっています。