8歳になるうちの犬が、手術をした。1月23日のこと、午前中は元気だったのに、午後買い物から帰ってくると玄関に出迎えに来なかった。あれ?と思いながら、階段を上がると、憔悴しきった様子でお迎えに来ていた。階段を降りれなかったらしい。嘔吐のあとや下痢のあとがあった。よくお腹をこわす子だけれど、ぐったり感が尋常じゃない。
様子を見ようかなあと思っていると、うちの子がやって来て、「このくらいの年齢になると、体調を壊すことが多いって、職場の先輩が言ってた。」とのたまうではないか。うーん。よし病院に行くか!と決心したのが、16:00。
「病院に行ってくるね。」とうちの子に声をかけて、近所の病院に行く。フィラリアとか、6種混合ワクチンとかでしか、行ったことがなかったのだけれど、犬も私も一番慣れている病院。先生に犬を渡して、待合室で待っていると診察室に呼ばれた。子宮蓄膿症だった。明日手術ということで、今晩は、病院で預かりますとのこと。
思いがけず病院から一人で帰ることになった。家中あちこちでひらひらしていた、あの尻尾が見えない・・・まずい。これは相当寂しい。このまま会えずに犬が死んでしまったら、どうしようと思った。ただの胃腸炎かなんかだと思っていたから心構えができていなかった。こんな姿や、

こんな姿が目交いにもとなかかりてしまい、

今更ながら、覚悟が足りなかったと思った。そばにいることが当たり前で、のうのうと暮らしていた。
次の日、昼から手術の予定だったので、仕事しながら、いつ電話がかかってくるかとドキドキしていた。17時までかかってこなかったので、多分、犬は無事に生きているのだろうと思い、電話をした。「手術は、無事に終わりました。」と。その日だけ、休憩時間を17時にずらしてもらっていたので会いに行くと、麻酔から覚めていた。ケージから出して良いと言われたので、膝に乗せた。エリザベスカラーをつけていて、相変わらず無口で大人しいけど、とっても怖くて、とってもお腹が痛い様子。脇の下に、エリザベスカラーの顔を埋めてくる。でもよかった。また会えたね。
病院の先生方に感謝です。
さて、それから長いこと、お腹の調子がなかなか良くならなかったけど、ここ数日安定してきた。久しぶりに形あるうんちが出るようになった。利胆剤もあと3日ぐらいで飲みきる。
退職してから犬といる時間が結構長くなっている。小型犬なので、すぐそばにやってくる。それで結構私は安定していたのかもしれない。面白いのは、時々は一人になりたいらしく、様子を伺いながらこっそり階段を登ろうとすることだ。気にしないでいいのに。
さて、そろそろ散歩に行って良い頃だろう。先生は「お散歩も普通にどうぞ」と言われていたけど、ちょっとビビっていた。すごく散歩の好きな子なので、喜ぶね、これは絶対。